Book Review

BIBLIOを囲む1000冊の本、人間にそれぞれの世界があるように、本にもそれぞれの世界があります。

BIBLIOスタッフがたまたま手に取った一冊の本=世界、感じたままに綴ってみようと思います。

『わたしがあなたを選びました』 著者 :鮫島 浩二 

 

この本には、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時の感情が綴られています。

「おとうさん、おかあさん、今、わたしは思っています。わたしの選びは正しかった、と。わたしが、あなたたちを選びました。」とあります。

"わたし"は、お母さんの出産に至るまでの努力や苦労を一番近くで分かっています。"わたし"は、誕生する前から両親の深い愛情を感じています。"わたし"は、この人達なら人生を豊かにしてくれると信じて、両親の待つ地上におりる決心をしたのです。

普段意識しない「命の強さ」というものを改めて実感させてくれます。

両親に対して、「産んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、家族の絆を深めたいですね。

written by Kaori Fujita

 

『AKIRA CLUB』 著者 : 大友克洋

 

幼き頃に見てえもいわれぬ衝撃を受けたアニメーション映画は「幻魔大戦」と「AKIRA」、この両作品に共通しているのが「大友克洋」さんです。1974年生まれの僕は、メディアで何度も「世紀末・ノスタラダムスの大予言」などのフレーズを耳にして育ち、そこに、彼の描く「電脳・超能力」の世界観が加わった大友さんの作品は、ある一つの時代の終わり、そして、秩序と混沌はパラレルである、という感覚を幼き僕に抱かせました。

ヤンマガ掲載時の「AKIRA」の全扉絵、没コマ、並べ替えたページの手順などを網羅したAKIRA 特集本です。単行本の広告、雑誌連載時のコメント、どれもとても細かいところまで収録されており必見です。

written by Takeaki Hamakawa

本をどう読むか』 著者 : 清水幾太郎

 

読書をするにあたって、「読み終わって数日すると内容を覚えていない」「本をいざ手にとってみたけどページが進まない」「そもそも本をどう読めばいいか分からない」こんなお悩みのある方、いらっしゃいませんか?私もそのような悩みを抱え、読書に対して身構えていたことがあります。そんな時、この本を読めば悩みが払拭されますよ。筆者の言葉をいくつか紹介します。

①書籍に対する理解:書籍に対する理解とは、本の内容を単に記憶することではない。読書以前の、読書以外の自分の経験、その書物に対する自分の反応と言ったそういう主体的なものが溶け込むところに深い理解が生まれる。

②本との相性:ズバリ面白いと思えない本を無理に読む必要はない。そう感じるのは、「今の自分の心の歯車と噛み合わなかった」からである。ある本を読んで、一頁でもよい、一行でもよい、一語でもよい、ハッとするところがあったら、読者として大儲けであるという気持ちで読む。

読書に対する敷居が低くなり、身近に感じてきませんか?

written by Kaori Fujita

【青春デンデケデケデケ】

著者:芦原すなお

 

「デンデケデケデケ」っっって⁈タイトルを初めて見た時、多数の方がそう思ったことでしょう。本の内容は、バンドに目覚めた男子高校生が、仲間と共に過ごした高校三年間の青春物語です。(「デンデケデケデケ」はギターの効果音でした)勉強はもちろん大事ですが、「夢中で何かをしたい」と思えることに出会い、その同志と共に挑戦してみることは、とても貴重な経験で、勉強以上の価値があると思います。読み終えると、暑い夏を吹き飛ばすくらい、爽やかな気分になりますよ。

そして著者の芦原さん、実は香川県観音寺市出身の方なんです。登場人物の話し言葉はコテコテのさぬき弁で、舞台が香川県西讃地方なので、香川県民にとっては愛着の湧く一冊になっています。

*この本、最近話題の日テレ系ドラマ「あなたの番です」のワンシーンにも取り上げられています。どのシーンで登場したのか、考察してみてください!ヒントは、「本作品の主人公:藤原竹良を演じた俳優さん」です。  

written by Kaori Fujita