「年中行事を科学する」日本経済新聞社 著者:永田久

カレンダーを見て、祝日があると何だか嬉しいですよね。
では、そもそも何故「祝日」が誕生したのでしょうか?
私達は何に対して感謝し、記念して過ごすべきなのでしょうか?
著者の永田さんは数学者であるので、歴史的な観点からだけではなく、数式を用いながら、その疑問を追求します。
例えば、1年で最も日照時間の短い“冬至”については、中国の古い天文書である「周髀算経」に記されており、今で言うところの「ピタゴラスの定理」を用いて影の長さを図ることで、日付設定されたそうです。
祝日にはそれぞれの個性があります。
私達の祖先が熟考し代々受け継がれてきたものもあれば、諸外国の文化の影響を受けながら取り入れられた美しい風習も存在します。
どの祝日も、より豊かな生活を求めて先祖の方が代々受け継いできた大切なものです。
日本文化の根幹を次世代に語り告げられるような、かっこいい大人になりましょう(^^) BIBLIO STAFF